腹立たしい。   私達は幾多の命を落としたというのに   奴等は一つも命を落としてない   腹立たしい。   ロイ。フォックス。リンク。ピカチュウ。      奴等は命の尊さを分かって無いんだ   殺されていく同志達。彼等が哀れで仕方が無い。   ・・・・・同志?   何の・・・同志・・・・?   教えて・・・誰か   私達は   何の為に―――――?   12話  副作用  ネス「さぁ、死んでもらおうか!!」 ポポ「死んで・・・溜まるかッ!!」 ッガァアン! ネスが振るったバットを、ポポがハンマーで受け止める。 ネス「” PKファイヤー ”!!」 しかし、ネスがバットから片腕を離し、 火炎と言う形で凝縮されたPSIをポポに放った! ナナ「” ブリザード ”!!」 ビュォオオオオッ!! PSIがその弾道を描いた瞬間、 後ろからナナが放った吹雪によって掻き消された! ネス「・・・ッちぇ、 ならば・・・」 バットを素早く引く。 勢いあまってポポがハンマーを床に打ちつける。 ここで攻撃も出来るが、後方にナナが控えている為諦めた。 ネス「・・・ふふ」 軽いフットワークで後ろへ後ろへと後退していくネス、 体制を整えたアイスクライマーがハンマーを構えネスに突っ込んでいく。 ネス「まぁ〜た突っ込んでくる。 攻撃パターン変えた方が良いんじゃない?」 そう吐き捨てつつPSIを凝縮した塊を床に放つ、 駆け込んでくる二人の足元に火が噴いた。 悲鳴を上げながら崩れ落ちる二人、 軽く鼻で笑ったネスがヨーヨーを振り回しアイスクライマーを殴りつける。 ナナ「つ・・・・」 ポポ「・・・・っ!」 ガッ! 火の粉を振り払い、ポポがヨーヨーの糸を掴み取る。 そして思い切り引っ張ると、今度は糸が伸びる先に立つネスがバランスを崩す、 そこを狙ってハンマーを振るう、強烈な打撃音とともにネスが悲鳴を上げて吹っ飛んだ。 ポポ「いっけぇ!」 ナナ「” アイスショト ”!」 二人が放った氷の塊、 床を滑りネスに向かっていく。 ネス「・・・とっ」 しかし予想外にもネスに避けられ、 氷が後方へと滑っていく・・・行き先は、クッパ達が戦っている場所。 ドガアアアアアアアアアンッ!! 「「!!?」」 直後、突然大爆発が巻き起こった! 爆風に凍りは呑まれ、煙が充満する。 アイスクライマー達二人はまだしも、ネスまでもが呆然としている。 ポポ「な、なにが・・・」 ネス「・・・マルスが餌食にならなければいいけど。    ・・・・喰らえっ!」 ネスがPSIを身体に纏わせながら宙を浮く。 そして指先をアイスクライマーに向けて・・・。 ネス「” PKファイヤー ”!」 流石に飛び上がった直後に攻撃されるとは思っていなかったのか、 はたまた対処し切れなかったのかは分からないが 確実に二人を容赦なく火炎が包んだ。 マルス「ハハハ、ハハハハ・・・・     さて・・・どうするんだい?     危険を冒してでも僕を攻撃するか、     それともそこでじっとして時間が過ぎるのを待つだけか     まぁ、君の取るであろう行動は・・・大体把握できてるけどね♪」 クッパ「ッ・・・・・・・     ・・・・ガァァアアアァァァアアッ!!!!」 クッパが雄叫びを上げながらマルスに飛び掛った! マルス「無駄だよ。僕の周りには・・・・ッ?!」 クッパ「” クッパブレス ”!!!」 ゴォオオオオオオオオッ!! ドガン!! ドガァンッ ドォオオン! ドッガァアア!!! マルス「ぐぁぁあああぁああ!!?」 クッパ「う・・ぐぉおおおぉッ!!」 なんとクッパが空中から火炎を吐いた。 空中といってもクッパはジャンプ力が高くないため せいぜい床から10cm程度の高さ。 それでも火炎にモーションセンサー爆弾が反応し、爆発。 さらにその爆発が他のモーションセンサー爆弾を誘爆させたのだ。 ・・・・それによってクッパはマルスを道連れに大ダメージを与えたのだ。 クッパ「ゴッ・・・・ド、ドンキー・・・・ピチュー。     後は・・任せたぞ・・・・・。」 バタッ クッパが気を失った。 マルスは少々爆発から離れていた為致命傷には至らないダメージだったが、 至近距離から炎をぶちまけて爆発をモロに浴びたクッパにとっては 想像を絶する程のダメージだったのだろう。 ドンキー「ング・・・・呼んだ・・か?」 ピチュー「ッつ・・・痛・・・。」 二人がかすかなクッパの声で目を覚ます。 辺りを見回すとクッパがマルスの足元で倒れていた。 当のマルスも今にも倒れそうな勢いだったが。 マルス「・・・・くそっ・・・     よくも・・よ・・・・・くも・・・     いや・・・・まだ勝機はある・・     奴等はまだ、モーションセンサーが僕の周りにあると     思っているはず・・・これを利用すれば・・・・ふふ・・」 ・・・そう、彼等も今まで気絶していた為、 クッパの特攻とも言える行動を知らないのだ。 ・・・・つまり、まだ彼等はマルスの 周りに地雷が仕掛けられていると思っている。 もっとも、他のところにも仕掛けてあるといえばあるのだが、 この状況ではそれもほぼ無意味である。 だが、それでもマルスが有利になるのは難しいことではなかった。 カービィ「アハハハハハハハ!      イイ加減諦メナヨォ?      ッヒャッハッハッハッハァア!!」 狂喜しながら攻撃を続けるカービィ、 一向にメタル化も球切れも起こさない・・・ やはり黒ずんだ緑ブロックになにか秘密があるのだろうか? 拡張効果が施してあるとか・・・? ルイージがファルコの後ろに隠れながら脳味噌をフル回転させる。 だが、よくよく考えてみればそんなことどうでもいい。 今はこの状況を打開するのが先決だ。 ・・・・・。 ・・・そうだ。 閃いた。 状況を打開する方法を。 ルイージ「・・・ファルコ。       ちょっとそのまま耳貸して・・・」 ファルコ「あ?」 ルイージがその方法をファルコに教える。 ファルコはそれを聞いて呆れたような表情に変わった。 ファルコ「んなもん無理に決まってるだろ。」 ルイージ「無理だって決め付けちゃ駄目だよ。      何でもためしてみないと、どうにもならないよ?」 ファルコ「ったく・・・」 結局ファルコが受け入れてくれた。 そして、早速作戦を実行する。 ルイージ「じゃあ、いくよ・・・」 ズズズズズズ・・・・・ ルイージが合図をすると、リフレクター状態のファルコを押し始めた! そう、ファルコを盾にしながら進んでいくというわけだ。 ファルコ「・・・意外にも順調だな」 ルイージ「でしょ?」 それに良く気づいていないカービィがレイガンを乱射する。 勿論それは跳ね返り、あちこちへ飛んでいく。 ズズズズズ・・・・ どんどん突き進む二人。 あとカービィまで5mというところまで迫った。 というよりここまで近づかれて気づかないカービィは一体何なのだろうか。 ズズズ・・・ズズ。 残り2m。 ビームソードの範囲までのギリギリの位置である。 ルイージ「よし・・・今だよ!」 ファルコ「良し来た!!」 カービィ「―――!!?」 ファルコが即座にリフレクターを解く。 そして素早くカービィの右腕を引っ掴む。 ここで初めてカービィが二人に気づいた。 いくらなんでも遅すぎである。 そして驚いてる隙にルイージが左腕を掴む。 元々のカービィの力はあまり無いため、 二人掛かりで動きを封じることが出来たのだ。 これで、カービィは攻撃が出来なくなった。 ちなみに二人ともカービィの両脇に居るため、吸い込みなどの技も通用しない。 ルイージ「作戦成功。       これで・・・僕たちは動けないけど、       これで勝ったも同然だよ、カービィ!」 カービィ「・・・・・・・。」 カービィが黙り込む。 カービィ「勝ちは確信してはいけない、戦いの最後まで。」 ファルコ「?!」 突如、重々しく聞き取り辛い声が豹変、 メタル化する前までの声色で冷淡に語ったカービィ、そして・・・ ドロリ・・・・・ なんと、銀色のカービィの体が溶け出したのだ・・・! そして二人の手を滑り落ちる、 そして、液体のようになった銀色の物体がピンク色に変色した。 ルイージ「ひゃ・・・ぁあああ!!!?」 ファルコ「どういう・・・・ことだ」 カービィ「これは・・・あの薬の・・・      副作用だよ」 ファルコ「副・・・・作用・・・?」 ファルコが彼の言葉を繰り返す。 カービィ「あのアイテムは、一度に複数の、        それも効力が拡張化されたアイテムの効果が得られる。       僕達の” 主 ”が作り出した新アイテムさ。       でも・・・その代償として副作用があるんだ。       その副作用の効果が、コレ。『身体が溶ける』なんだ。」 ファルコの足元にピンク色の液体が集まる。 カービィ「そして、二度と元の姿には戻れない。      そんなアイテムをも使う・・・・      僕の覚悟と勇気、お気に召したかな?」 ファルコ「んなわけないっつぅの。馬鹿かお前は」 カービィ「うん。馬鹿だよ?      そんな馬鹿の、最後の遊びに付き合ってもらおうか・・・!!」 ボコッ・・・・ 液体から黒く、丸い物体が姿を現す。 カービィ「副作用の見返りとして・・・最後の最後に、      アイテムが一つ、身体の中から生み出される。      って、いうか、メタル化拡張の際に入れたアイテムデータ・・・      その内の一つが、このタイミングに現れるように設定されているんだけどね」 ルイージ「なッ・・・・!!」 ファルコ「ルイージ!!!!逃げろぉぉぉおおおおお!!!!!」 カービィ「どうだい、僕のこの知的な行動・・・?それとも、僕は馬鹿だったのかな?」 ―――爆発。 いや、大爆発。 最後に生み出されたボム兵は、 ファルコとカービィの存在を消し、ルイージを大きくふき飛ばした。 続く 音楽提供:♪般若's MIDIの里♪ 戻る 次のページ