戻る   仲間が、操られた   ありがちだとも言えるけれど   実際は 恐ろしいことだ   かつての仲間だろうが   ” 主人公 ”は容赦なく      正義と言う言葉を盾に   僕等をなぎ倒してゆく     次は、僕の番   何故なら僕はもう   蘇らせられたのだから――    八話  決着 ドンキー「” スピニングコング ”!!」 リンク「” 回転斬り ”!!」 血に塗れた瓦礫の上。 ドンキーが大きく腕を伸ばし、リンクがマスターソードを構え、 勢い良く振り回し、相手の下へと突撃───、 ブウンブウンブウン・・・・ッ!! ッブァアアアアアッ・・・!! ガガガガガガガ!!! そして二つの回転技が衝突した、 その衝撃により両者反対側に落ちてゆく・・・ ドンキーは腕を切り刻まれ、 リンクはドンキーの腕からマスターソード、 そして自らの腕に伝わってきた凄まじい 振動によりその両腕を痺れさせた。 瓦礫の山からずり落ちた二人が戦闘の態勢に入る、 リンク「ッヤァアア!!」 ドンキーより先に体勢を立て直し終えたリンクがドンキーの元へ駆ける、、 そのままダッシュ斬り、ドンキーをさらに切り刻んだ。 リンク「タァアア!!」 ッガ・・・ リンク「な・・・にぃ!!?」 間髪入れずにもう一撃。 しかし今度はドンキーはその刃を自らの手を 紅く染めながらも掴み取ることに成功した。 ドンキー「ッガァァアアアアアアアア!!!!」 ドンキーが剣ごとリンクを振り回す。 そして壁に投げつける。――直撃。 周りの壁が崩れ、破片がリンクに降り注ぐ・・・・、 だがリンクはその場を盾で凌ぎ、再びドンキーの居る瓦礫の上に登り詰める。 リンク「今度こそは・・・・ッ!!」 ???「そうはいかねぇぜ・・・!」 リンク「ッ!?」 ドグッ!! リンク「ウグ・・・ッ!」 ザコ敵を倒したファルコが素早くリンクの腹に蹴りを入れる。 怯んだリンクに追い討ちをかけるかの如く、ブラスターを連射、さらに弱攻撃を連発。 ドンキー「おぉ、ファルコ!いいぞ、もっとやっちまえ!!」 ファルコ「お前に指図される必要は無いんだがな・・・!」 リンク「ぐぐぐぐぐ・・・・ッ」 はめられて動けないらしいリンクが呻き声をあげる。 だが、次の瞬間 リンク「・・・・・・・・・・・!!!” 大回転斬り ”!!!!!」 何が起こったのだろうか リンクの周りは何も無い 足場である瓦礫の山は粉となっていた。 自分は──―生きている。弾き飛ばされたようだ。 ふと横を見るとファルコがリンクに視線を突き刺していた。 どうやら無事らしいが一体・・・? リンク「フフフ・・・驚いているようですね? ファルコ「テメェ・・・何が起きたのか説明しやがれ」 リンク「私の中で最強の剣技を放っただけですが・・・?     もしかして・・・もう一度・・・・見たいのですか?」 「「っ!」」 ――” 大回転斬り ” 壁が無くなった。 いや、粉々になったのだ。 横に突き出していた鉄骨は消えてなくなっており 自分の目の前の床まで物凄い 回転力が加わったと見られる傷跡が残る。 ファルコ「ッ・・・・・・!!」 ドンキー「・・・・・ッ!」 リンク「呆気にとられている場合ではないですよ?」 ザクッ 突如、ドンキーの腹に鋭い痛みが走った 鮮血で染まった棒を腹から引き抜き、それを見つめる ドンキー「・・・・・っ」 ファルコ「” 光の弓矢 ”か・・・大丈夫か、ドンキー」 リンク「仲間など気にかけていては・・・」 ッガァァアン!! ファルコ「ウゴぁッ!」 リンクの投げた” 爆弾 ”がファルコの至近距離で爆発を起こした。 無論、ファルコは瞬時に反応し避けたのだが、爆風には抗えず吹っ飛ばされてしまう リンク「口ほどにも無いで――ぐえっ?!」 ドンキー「お前の方が口だけだな・・・後ろにも気をつけろよ?」 カラン、と音を立て足元に棒が転がってくる 棒には血が付着しており、床に血の道を描いている─── それを辿ると、自分の真後ろに伸びている事が分かる 振り返ると、後ろからドンキーが立っていた・・・リンクを殴りつけたのだ。 リンク「く、くそっ 私としたことが・・・ぁ!      ええいっ!死んでくださいッ!!」 ドガァァン!! ドンキー「ッガ・・・!」 再び投げた爆弾により吹っ飛ばされるドンキー。 と言うより爆風でやけど、吹っ飛ぶだけと言うのも凄い。 リンク「ハァ、ハァ・・・全く、しつこい・・・     ・・・・っく、またかぁぁ!!? 」 ファルコ「取り乱しているようだな、リンク。」 またしても背後を取られる。 そこにはファルコが居た。 リンク「くっそぉぉおおおぉぉおおお!!     来るな来るな来るな来るな来るなぁぁああああ!!!」 怒り狂って取り乱して・・・・ 我を失ったリンクがマスターソードを構える。 リンク「こっ・・・・!! 殺して、やる!! ” 大 回 転 」 ドンキー「訂正だ・・・・、上にも気をつけろ。」 ッズゴォォォオオオオン・・・・ 後頭部を強打。 勢いの余りその身体を地中に沈めることとなったリンク。 彼の意識は後頭部を強打した時点で途絶えていた。 クッパ「とっとと始めるぞ・・・!      お前も我輩達を殺しに来たのだろう?      既にパターン化しておるぞ!! 」 ピカチュウ「ッフハハハハ!       お喋りはもういい、もう始めようじゃないか・・・       至上最悪の戦いをね!!」 笑いながら電気袋から電撃を散らせるピカチュウ、 黒い笑みを浮かべながらゆっくりと歩み寄り・・・・ ・・・一気に駆け出した! クッパ「!グ・・・・!!」 ピカチュウ「” しっぽサマーソルト ”!!」 ズバァアアアッ! クッパ「ぬがぁあ!!」 クッパの腹にピカチュウの尾が 下から切り込むかのような軌道でクッパにダメージを与える。 一歩、二歩と後退したクッパの口から火炎が放射される、 しかしピカチュウはそれを軽々と避けて見せた。 火炎を避けきった頃には、薄笑いを浮かべ、 体中の電気を電気袋に溜め始めるピカチュウ・・・・ そして、電流を体中に再び流し込み、その身に電撃を纏った! ピチュー「・・・!と、・・・止めないとッ!」      ” ショートでんげき ”!」 ピカチュウ「効かない・・・・!」 バチバチバチッ!! ピチューの強力な放電攻撃が標的を捉えることは無かった ピカチュウは素早く攻撃をかわし、ピチューの真上に迫ってきていた。 ピカチュウ「” でんげきスクリュー ”!!」 ガガガガガガガガガッ!!! ピチュー「うわああああああ!!」 なすすべなく強力な頭突きを喰らわされ、床に突っ伏すピチュー そのピチューに止めを刺そうと電気袋に電気を再び溜め始めたピカチュウ、 だが、そこになんとか立ち上がったクッパが躍り出た。 ピカチュウ「!・・・・しぶといな」 クッパ「グググ・・・貴様ほどではないわぁッ!!      ” スピニングシェル ”!!」 ギュォオオオオィイイイイイン!!!! シュガガガガガガガガ・・・ッ ピカチュウ「ぎゃぁぁああああああ!!?」 コウラにこもっての高速回転。 それに巻き込まれたピカチュウが悲鳴を上げて宙を舞う ピチュー「” こうそくいどう ”!」 シュッ シュババッ しりもち着地のピカチュウの目の前にピチューが現れた、 もう既に体制を整えていたのだ──────、 ピカチュウが憎憎しげに顔を歪ませる、そしてピチューを睨みつける ピカチュウ「お前を・・・・・殺す!!ピチュー!!       覚悟、しろぉぉおおおお!!!       ッうあああああああああああああああああ!!!!!」 電気袋からわずかながらに電流があふれ出た それと同時に、叫び声を上げながらピカチュウがありったけの電撃をピチューに放った!! ピチュー「な─────!!!?」 ピカチュウ「ッハハハ!!消え去れえええ!!」 バヂバヂバヂバヂィイイイッ!!! 滅茶苦茶に飛び散った電撃、それは強烈なフラッシュを生み出し、 ピチューとクッパ、部屋中のもの全ての姿を隠した。 ・・・・・そして、ピチュー悲鳴が木霊した・・・・ ピチュー「・・・・・っ・・・!?」 ギュッと瞑っていた目を恐る恐る開けると目の前にはクッパがこちらを向いて立っていた コウラは黒こげ、煙を上げている・・・クッパは電撃をコウラで受け止めたのだ。 流石のコレにはピカチュウも驚きを隠せなかった ピカチュウ「な・・・・!? よ・・・よか・・・っゃ・・・       何故・・・・何故、あの攻撃をコウラなんかでッ・・・!?」 クッパ「ピチュー・・・・行って来い、辛いだろうが・・・・な!」 ピチュー「・・・・・・・・っうん!」 元気良く頷いて見せると、電撃でマヒして動けないクッパの脇を通り、 兄であるはずのポケモン─────ピカチュウに飛び掛った、 先程から動揺しっぱなしで大きな隙が出来たピカチュウに、 最大の攻撃を食らわせるのは難しい事ではなかった。 ピカチュウ「!? ──――くそ!!」 ピチュー「” かみなり ”・・・・!!!」 ピシャァァアアアアアンッ!!!! ピカチュウとピチューに雷が落ちる。 ピカチュウは勿論、ピチューもダメージを受けた。 まだ自分の力を上手くコントロールしきれないのだ。 ピチューが倒れる。 流石にこのダメージで大技は無理があったか。 ピカチュウはフラフラしながらも立っていた。 ・・・クッパとピカチュウが対峙した。 ピカチュウ「・・・・・・ッ” 10まんボルト ”!」 クッパ「ッ!」 バチバチバチバチ!! ピカチュウの両頬から凄まじい電撃が放たれ、 クッパに襲い掛かる!・・・・・ だがクッパにダメージは無かった。 コウラに入って電撃を防いだのだ。 クッパの体の痺れが抜けてきた。 少々早いが、コウラで防御したおかげかもしれない・・・ そしてコウラから首を出したクッパ、そしてそのまま口を大きく開ける。 この動作の次には必ず― クッパ「ガァァアアァァアアアアア!!!!」 ピカチュウ「・・・・!!!」 大きく開いた顎から火の粉を散らせ、 凄まじい業火が吐き出される・・・・ そう、” クッパブレス ”。 クッパの口からの火炎放射・・・ その炎はピカチュウを包んだ。 ピカチュウ「ウガッ・・・・ック・・ぐ・・ぐぐぅ・・・」 クッパ「ガァアアアア!!」 シュバアァアア!! ピカチュウ「ッ!!・・・。」 燃え盛るピカチュウを容赦なくクッパのツメが切り裂いた。 徐々に炎の塊となりつつあるその物体はついに・・・ ピカチュウ「ぴ・・・ っ・・ ・ ュ ・・ ・・ゥ ・・・・  ッ・・ ・。」 ドサッ・・・・・ ついに、ピカチュウが息絶えた。 あっけなくこの世を去った兄を見、ピチューはその場に立ち尽くす。 クッパ「・・・スマンな・・・ピカチュウ。     そして、ピチュー・・・・   」 ピチュー「・・・・・・・。」 ッシュ!シュバッ ブンッ・・・! ザコ敵がハリセンを連続で振るう、 その手の動きはとても素早く、意外とよけるのは困難だ。 今の所は間合いを取っている為ハリセンが当たることは無いが だんだん壁に追い詰められてきている。 ポポ「うぅ・・・あれじゃ近寄れないよ〜」 ナナ「はめられたら終わりだしね」 そんなことを言ってる間にどんどん相手の方が近づいてきた。 ルイージ「く、くそ・・・・こうなったら・・・!       ” ファイアボール ”ッ!」 ボゥッ・・・ ルイージの手から火の玉が放たれた! それは床に触れることなく一定の宙を浮きながら相手に向かっていく・・・ ポポ「おぉ!そうか、ハリセンは紙だから燃やしちゃえば・・・」 ボッ・・・ そしてザコ敵のハリセンに着火。 ルイージの放った炎は緑色だったが 何故か着火すると赤色に戻る。 ナナ「成功したみたいよ・・・見て」 ハリセンが燃え、慌てる動作を見せるワイヤー体。 本当に機械なのだろうか。 ルイージ「よし・・・今の内にッ」 ルイージが走り出す。 アイスクライマーも後に続く。 慌てふためく敵を尻目に壁際から脱出。 ワイヤー体の背後に回りこむ。 ルイージ「後は・・・」 ポポ「後ろから叩く!」 ルイージが拳を作り、アイスクライマーがハンマーを握り締める そして、一気に高く、跳躍! 「「「やぁぁあああああ!!!」」」 三人が同時にザコ敵に飛び掛る、 しかし・・・ ザコ敵がこちらを振り向いてしまった そしておもむろにハリセンを投げつける。 そう、燃えているハリセンを。 バシィッ!! ・・・ボォオオオオッ!! ルイージ「ぎゃぁぁあああちぃいいい!!!!」 ポポ「る、ルイージィィィ!!?」 ナナ「ッ!!ポポ、危な・・・ぅわッ!」 ポポ「へ?」 空中で振り向いたのが失敗だった。 宙でナナに瓦礫を投げつけたザコ敵が その拳をポポの腹に突き出していた。 バギッ! ポポ「うぎゃっ」 吹っ飛ばされるポポ。 隣ではルイージとナナが体制を整えていた。 ルイージ「大丈夫?」 ポポ「ルイージのほうが重症だと思うんだけど」 ナナ「来るわよ!備えて!」 その一言で我に返る。 ザコ敵が突進してきていた。 咄嗟にハンマーを構えなおし、前かがみになる。 そして、ワイヤー体の跳び蹴りが来る! ルイージ「” ファイアジャンプパンチ ”!!!」 ドガァァアアアアッ!! 足の下から強烈なパンチを食らわすルイージ。 敵の足が有り得ないほどにまで上に曲がった。 ズシャッ バランスを崩して倒れたザコ敵。 そいつの脳天目掛けて― アイスクライマー「” クイ打ち ”!!」 ッガァァァアアアアアアン・・・・!!! ワイヤー体の頭が床にめり込んだ。 そして、ひび割れてゆく・・・ 『ピキッ』というやや大きめの音が響いたとき、脳の部分と思われる シンボルマークが周りのワイヤーごと砕け、完全にザコ敵の機能が停止した。 彼等は勝った。 言わば、” 中ボス ”に。 今後の物語はどのような進展を見せるのだろうか? 続く