聖三角が泣いている   時の勇者としての   正しき道を歩めなかったから     仲間を傷つけたから   親友を傷つけたから   正しい道   どれだ   分からない   どの道なんだ?   正しい・・・正しい・・・何故・・・分からない?   分からないのは 時の勇者として   正しい道を歩めなかったから―――。     7話  時の勇者と電気ねずみ リンク「まだまだ・・・行きますよ・・・っ!       ” フックショット ”!!   」 言い放つと共にリンクが握った物体から鎖が伸びる、 鎖の先に取り付けられた鋭く尖った鉄の塊、それは容赦なくドンキーに伸び── ザクッ・・・! ドンキー「うがっ・・・?!」 ドンキーの腹にフックショットが深く刺さる、 そしてリンクは思い切り瓦礫の山へ投げつけた! ブゥウウンッ! ガラガラガラ・・・ッ ドンキーの巨体が値が滴る瓦礫に突っ込み、 音を立てて瓦礫が崩れてゆく。一気に全ては崩れなかったものの、 投げつけられたドンキーはかなりのダメージを負ったに違いない。 リンク「戦闘員A、貴方にはファルコの相手を任せます。     必ず殺すこと。分かりましたね? 」 フックショットを懐に収めつつリンクがワイヤー体に命令を下す。 ザコ敵はその紫のフレームがかかった顔を上下に振ると、ファルコの元へ向かっていく。 リンク「では、私はあの野蛮なサルと戦うことにしましょうか」 ファルコ「待て・・・!」 リンクがドンキーが居る瓦礫を登る。 それを追いかけようとしたファルコだが、 その瞬間真横から星が跳んできた為追うのを断念せざるを得なかった。 ファルコ「ックソ・・・仕方ねぇ、        まずはお前をぶっ飛ばしてからだ!! 」 ファルコが戦う構えを取る。 敵もスターロッドを構え・・・! リンク「・・・っと。」 ドンキー「うぐ・・・来やがったな・・・・・!!」 リンク「えぇ、来て上げましたよ。      さ・・・、早く貴方に死んでもらうとしますか・・・」 ドンキー「そうは・・・いかねぇんだよッ!!」 ドンキーが思い切り拳を振るう、 不意を突かれたリンクはもろにその拳を腹に喰らった。 リンク「ガ・・・・ハッ、なかなか・・・強力ですね     ・・・・ですが・・・そんなものでは・・・     私は倒せませんよ!!」 衝撃で一歩ほど後退したリンクだったが、すぐさま体制を整え、マスターソードを振るう! ズバァ!! ドンキー「ウォ・・・!!」 その剣で腹を切り裂かれたドンキー、 咄嗟に後退したおかげで傷は浅いようだが、 生々しい彼の鮮血が瓦礫の上に撒かれた。 ドンキー「ぐぅ・・・ぉおおおッ!!       目を覚ませぇ、リンク!!」 ッバゴォン!! その拳をリンクの腹に捻りこませるドンキー、 リンクは少量の血をと唾液が混ざったものを吐き出すと、 リンク「グアッ・・・っく、ィイヤァァアアアアアアア!!」 ・・・声を張り上げながらドンキーに切りかかった!! ズバァアアアアアッ!! ドンキー「ウゴォオオオオオアアアア!!!       ぐ・・・リンク・・・何で・・・フォックスや、ロイもだが・・・       お前等は、俺達を襲うんだ・・・・!」 リンク「” 偉大なるお方 ”にあなた達の抹殺を命じられているからですよ・・・!!」 ザシュッ!! ドンキー「がっ!」 リンクの強烈な突き、腕でガードするが鋭い痛みが走り、膝をついてしまう。 リンク「覚悟なさい・・・・ドンキーコング!!!」 ドンキー「誰が・・・・するかッ!!」 リンクがマスターソードを構え、再びドンキーに切りかかる。 ドンキーも負けじと拳を作り、運針の一撃を叩き込もうと試みる。 リンクとドンキーの戦い。 斬られ、殴られ。 単純かつ攻撃的な戦いだが 気を緩めればそこでやられる。 それが彼らの戦い。 既に周りは血染めになっていた。 ッヒュン!ヒュンヒュンヒュンッ!!ッヒュゥン!シュバァアッ! ザコ敵はスターロッドを振るうい続けている、 その杖からは無数の星が放たれ、全てファルコに向かっていく・・・! ファルコ「ッと、うぉお・・・フンッ!」 ズガン!! その星の軽いフットワークで避けてゆくファルコ・・・ 避け切れない星はその尾で叩き落す。 ッヒュン、ヒュンヒュン・・・ しかし尚も敵はスターロッドを振り続ける・・・。 その度に星弾が放たれる、避け続けるファルコの体力も限界に近づいてきている。 ファルコ「ッチ、もう・・・面倒臭ぇ!!      一気に返すぞ!” リフレクター ”!! 」 ッキィィィィィン・・・・・! ファルコを中心に張られた六角形の光。 その光に触れた星が次々とザコ敵に向かってゆく・・・! ッガン!バギッ ドガァン!! 避ける間もなく敵に星が直撃した。 その敵は一瞬飛び道具が跳ね返ると言う現象に対応しきれず、 目の前までファルコが迫っていることに気づけなかった。 ガシッ! ―ダッシュ掴み。 その首をファルコが掴むことに成功した。 不敵な笑みを相手に見せ付けるファルコ、表情のない敵は何を思っただろうか、 それとも感情がなく、何かを思う事も許されないのだろうか。 そんな疑問が一瞬だけ脳裏をよぎるが、すぐに雑念を振り払い、ファルコがその足に力を込め・・・! ファルコ「喰らえ・・・・” レッグシュート ”!!」 次の瞬間鈍い音がしたと思えば ザコ敵は頭から瓦礫の山に突っ込んでいた。 今の瓦礫に突っ込んだ衝撃で右腕がもげ、 左手が凄まじい勢いで瓦礫に突っ込んでいった為、 瓦礫の隙間から覗かせた左手の指が全てえぐれ潰れている。 そして瓦礫が一人でに崩れだし、ザコ敵の無残なる姿があらわになる、 見ると顔面を覆う皮膚は砕け散り、力なくワイヤーが体内から垂れている状態だ、 そこまで破損しているというのに尚も心臓と思われる薄いピンク色をしたハート型の物体はコクコクと動いている、 まさか─────!?  ファルコの不吉な予感が的中するのは思ったより早かった、 その悲惨な体を懸命に起き上がらせたワイヤー体は指のえぐり潰れた左手を突き出し、 丸でリーデッドの様に歩み寄ってきたのだ・・・ファルコが舌打ちすると共にブラスターを抜き、ゆっくり接近してくる敵を観察する。 人間に例えれば脳の役割を果たしているのだろうか、ワイヤーフレームが結集していた スマッシュブラザーズのシンボルマーク、皮膚が崩れてもマークに結集しているワイヤーは 思ったより頑丈で、元あった位置にマークを留めていた。そして心臓は尚も、いや先程より活発に動き出す。 ファルコはその皮膚の砕けた箇所に位置する脳・・・シンボルマークに狙いを定め、光線を発射。 見事にマークを突き破り、その瞬間ワイヤー体の全機能が停止、 心臓は動き続けているが筋肉のような役割のワイヤーが固まった相手はその場に崩れ落ちた。 ファルコ「へへ・・・どうだっ!」 ファルコはその場でアピールを決めて見せた。 ???「・・・・・その通り。」 ほんの少しの沈黙、そして何者かの声が何処からか聞こえてくる。 ピチュー「ッ・・・やっぱり・・・そして・・・その声は・・・」 ???「良く分かったね・・・流石、僕の弟だ。      そう、僕は・・・ピカチュウ、さ。 」 一番聞きたかった声、しかし一番聞きたくなかった。 そんな矛盾した考えがピチューの頭をめぐっていた。 ピカチュウ「久しぶりだね・・・いや、それ程でもないかな?」 ピチュー「う・・・兄ちゃんまで・・・」 ルイージ「・・・・・・・」 ピカチュウが不気味な笑みを作って見せた ピカチュウ「さて、死んでもらおうか?         それとも命乞いでもしてみるかい?」 ピチュー「僕等は・・・死なない」 ルイージ「命乞いもしない・・・」 静かに二人が、俯きながら言い放った。 それに若干驚いた様子を見せたピカチュウだが、すぐに口調を戻し、話し続ける。 ピカチュウ「へぇ、強気だねぇ?       でもさ、悲しくならない?虚しくならない?       そんな心も粉々に打ち砕かれるんだから・・・       この・・・・僕に、ね!!   」 ――でんげきドリルッ!! ッギュルルルル!!! ピチュー「うわああああ!!!」 ピチューにピカチュウの高速スピンが決まる、 ピチューがそれにより大きく吹っ飛ばされる・・・! ルイージ「” ファイアボール ”ッ」 ピカチュウ「そんなもの・・・” でんこせっか ”。」 ッヒュゥウン!!シュバァア! 高速の体当たりによって炎の塊が打ち消された、 そしてルイージの目の前まで迫ったピカチュウは―─ ―ガシッ ・・・ルイージを掴んだ。 そして・・・!! ピカチュウ「” 首狩り投げ ”」 ルイージ「ッぎゃぁぁぁぁあああああああああ!!!!」 ピチュー「ルイージィイ!!」 そのままピカチュウはルイージごと前転! あさっての方向へ投げ飛ばす・・・! 技名の割にはそれ程危険でもなかったようだ。 ルイージ「うわぁぁぁぁ・・・・」 ルイージが大きく宙を舞う・・・ 落ちてゆく彼の視線の先には角張った瓦礫が!! ルイージ「!!?っぎゃあああ!!助けてぇぇ!!」 ルイージが慌てふためく。だが、その抵抗も虚しく 哀れにも大きな瓦礫の餌食に―── ッパシ・・・ ・・・ならなかった。 ポポ「大丈夫?ルイージ」 ナナ「何でさっき空飛んでたの〜?」 彼を受け止めたのはアイスクライマーだった。 ルイージは彼等の手の中で安息の息を吐き出す ルイージ「あぁ、死ななくて良かった・・・」 ナナ「ねぇ、何でさっき飛んでたの?」 しかし、ホッとするのもつかの間、 今度は先程まで戦っていた ハリセン装備のザコ敵が歩み寄ってきたのだ。 ポポ「―む、まだ居たのか・・・    ・・・じゃ、ルイージ、さっき空を飛んでた謎は    後で聞くことにするよ。  」 ナナ「早くたたんじゃいましょ〜」 ルイージ「うわーん・・・また戦うのかぁ・・・」 ピチュー「良かった・・・ルイージは無事か・・・」 ピカチュウ「ちぇ、面白くないなぁ」 呆気に取られピチューはルイージの事を見続けていたが、 こちらもやはりホッと息をつく。その間ピカチュウは攻撃してこなかったが、一体何を考えているのだろうか。 クッパ「・・・・フゥ・・・ピチュー!こっちは終わった、我輩も参戦させてもらう!!」 ピチューとルイージの応援に来たクッパが怒鳴った、 敏感に反応したピカチュウが一瞬電気袋から電流を放つ ピカチュウ「・・・ハッ!?・・・・・!       く、クッパ・・・か!君も・・・フフフ・・・っ」 ピチュー「・・・・(動揺・・・してる?)」 クッパ「とっとと始めるぞ・・・!     お前も我輩達を殺しに来たのだろう?     既にパターン化しておるぞ!! 」 ピカチュウ「ッフハハハハ!       お喋りはもういい、もう始めようじゃないか・・・       至上最悪の戦いをね!!」 続く