戻る   君に分かるはずも無い   僕の、気持ちが   自分は殺されて 弟は生き残っただなんて   ――許せない   許せない・・・許せない・・・!!   ――違う。   違う、これは僕の本心じゃないんだ   違う・・・違う!! 違うんだよぉ!   だから・・・・だからぁああ!!!!?   5話 それぞれの行き先 ???「次は・・・貴様等の番だ、       リンク・・・ピカチュウ!! 」 「・・・・・フフ、分かりました」 「・・・・・・・・了解」 右手が話しかけた影、その影を作る者が静かに答える ???「目的は分かっているだろうな?」 「えぇ・・・勿論」 「奴等を、生き延びた奴等を抹殺すること・・・」 ???「それで良い・・・慎重にやれ、     フォックス達の様になりたく無ければな」 青年と小動物。 それらは微かな笑みを見せ、頷いた 「分かっていますよ・・・」 「では、失礼いたします」 その二人は、手袋の言葉を聞き届けるとその場から消えていった・・・。 ピチュー「ハァ・・・ハァ」 荒い呼吸を繰り返すピチュー、 目の前には黒こげのロイ、フォックスが倒れている既に息はない。 ドンキー「すげぇ電気だったな。どんな仕組みだ?」 ポポ「水は電気を通すって言うじゃん。    きっとロイは水溜りを何度も転がったり飛ばされたりしたから    水がしみて強力な電気になったんだよ。多分」 ナナ「私達も水浸しだけどね・・・」 ルイージ「それでさ」 ルイージ「この二人はどうするの?」 ルイージが二つの死体を指差し、言った それに対し、他の者達は押し黙る。 ・・・・・少しの沈黙が続いた後、ピチューが口を開く ピチュー「・・・・何で二人は襲い掛かってきたんだろう?」 ファルコ「奴等は死んだんじゃなかったのか?」 ルイージ「いや、でも・・・僕等はあの時まだ生きていたから・・・」 ファルコ「違う、確かにあの時は生きていたが殆どが虫の息。      あの手袋が何かしない限り生きてるわけが無い」 ・・・・・・・・。 またしても静寂。 雨もいつの間にか止んでいた。 クッパ「我輩に提案がある」 ファルコ「何だ?」 静寂を破ったのはクッパだった。 彼の言う提案とは・・・? クッパ「その提案とは・・・     競技場に戻ることだ」 予想外の言葉に周りの者が少々驚く。 ポポ「な、・・・何で・・・?」 クッパ「今のままでは疑問が多すぎる。ならばいっそのこと     競技場に乗り込むと言うわけだ。     そして、そこで何かが分かるかもしれん 自殺行為だがな」 ナナ「・・・なるほど」 ピチュー「僕はその提案に・・・賛成だよ」 ドンキー「よし、俺も乗った。どうせここに居ても仕方ないしな」 ルイージ「ひー・・・」 ナナが頷く、ピチューが躊躇いがちに答えると、 続いてドンキーが腕を組みながら言う、ルイージは震えている。 それを見たクッパがウム、と大きく頷くと声高に言い放つ クッパ「決まりだな」 ファルコ「まだ二人しか賛成してないぞ?怖気づいてる奴も居る」 クッパ「・・・気にするな」 ルイージ「そんなぁ・・・・」 ポポ「その前にこの二人はどうするの?」 クッパ「・・・放置する」 ポポ「・・・・・。」 ルイージ「・・・・・。」 かくして、一行は競技場へ戻ることになった。 真相を、突き止めるべく。 その様子をフォックスに取り付けられた 超小型カメラから様子を見る者達が居た。 ロイに取り付けられたものは電撃で壊れたらしい。 「おや、生き残りが移動したようですよ・・・」 「何処に向かうか分かる?」 「この方向だと・・・スマブラ競技場ですね」 周りには機械の山。 そんな部屋で二人が会話を交わす。 ・・・右手と話していた、あの二人だ。 「ふふふ、自分から死にに来るなんていい度胸じゃないか」 「いや、何も仕掛けていませんが?」 「ワープ装置が仕掛けてあるじゃないか?  いや、仕掛けてあると言うより元々あったものだけどね。」 「・・・案外ピカチュウさんって頭良いんですね。」 「こんな簡単なこと、メンバー屈指の秀才である  リンクが気づかないはずが無いと思ってたけどね?」 リンク「お手上げですよ、全く」 ピカチュウ「何にお手上げするのかな?       僕としては生き延びた奴に手を上げさせてやりたいけどね。」 リンク「全く同意見ですよ、この剣を突きつけて・・・フフフ」 ピカチュウ「僕の電撃で脅して、必死に命乞いをする所を       ぶち殺してやるんだ・・・楽しみだよ・・・とてもね!」 ハハハハハ・・・ 軽く雑談を交わし、笑いあう・・・ その笑みには、二人とも狂気の色が見え隠れしていた。 リンク「さて、そろそろ行きましょうか。競技場に先回りしましょう」 ピカチュウ「そうだね・・・少し、戦闘員も連れて行くとしようか」 リンク「そうですね。あまり期待は出来ませんが・・・・」 ピカチュウ「念のためさ、念のため!」 再び会話を交わす二人。 彼らの行き先は同じ場所。 これから、物語はどのような進展を見せるのか・・・・? この、欲望と、怒りと、悲しみと、血に塗れた、 何も知らない者達が、手探りで進めていく、狂った物語は。 続く