──目が覚めた、その場所は。


  暗くて暗くて、真っ暗な空間に、時折星が飛び交う幻想的な空間だった。


  ここで歌ったら、綺麗なステージになるのかな?


  そんな事を考えている内に、自分を殺し、生き返らせたという手袋は言う。


  「最後の作戦をお前達に与える」


  「絶対に、奴等を殺せ」・・・・と。


  そして最後に彼は、こう言った。


  「物語は終わりに近づいている」、と。


  一体───何の事?
 






  十六話  機械と屍の混合軍





司令塔ノコノコ「・・・・・我々の勝ちだ、スマッシュブラザーズ」


嘲笑うかのように司令官の口から放たれた言葉に、目を見開き、呆然としていたピチューが、表情を変えずに、口を開く。


ピチュー「・・・・君達の・・・勝ち、だって?」
司令塔ノコノコ「その通り。お前以外の邪魔者は全て倒した。残ったお前がどう足掻こうが、我々に勝つことは不可能だ」
ピチュー「・・・それは・・・・ありえないね。確かに君達は普通の敵じゃないようだけど・・・僕達は、君達には負けないよ」
司令塔ノコノコ「ほぅ?なかなかナメた口を利くものだな、ならば良い、お前達、あの子ねずみをさっさと始末し──うぐぁああッ!!?」


司令官の勝ち誇った表情が一瞬にして歪み、悲鳴と共に床に転がる。
慌てて司令官が振り返ると、そこには右腕を構えたままのドンキーが立ちはだかっていた。


ドンキー「バカが・・・俺達に一発ずつ喰らわせたぐらいで勝ったとでも思ってたのか?
     ルイージだけは重傷を負っちまった様だがな」
司令塔ノコノコ「な・・・な・・・!あの一撃を喰らって・・・何故・・・!?」
クッパ「・・・本当にお前が我輩の部下の一員だったとはとても思えなくなってきたのだ」
司令塔ノコノコ「ッ・・・!? くっ、お・・・お前達ッ!!」


新たに姿を現したクッパに心底驚いた様子で司令官が叫び声を上げる。
それに反応し、男性型戦闘員とホワイトベアがいきり立ってクッパとドンキーに襲い掛かってゆく。
クッパはどこか訝しげな表情で、ドンキーは呆れ果てた表情で、襲い掛かってきた敵達を殴り倒した。
汗をたらしながら後ずさりする司令官。しかし、突如彼の甲羅に何か硬いものが当たった。
再度振り向くと、目の前には木製のハンマー。更に上を見上げると、
アイスクライマーの二人・・・ポポとナナが司令官の事を見下ろしていた。


ポポ「・・・ここまでだよ、司令塔さん」
ナナ「観念しなさい・・・!」
司令塔ノコノコ「くッ・・・くそッ・・・・ちっくしょぉぉ・・・!」


ナナの言う通りに観念した様子で、司令官・・・いや、ノコノコは、負けを認めるかの様にその場でがくりとうな垂れた。
四人がノコノコを取り囲むと、ノコノコの甲羅を見つめながらピチューが、
そして右腕を押さえながら震える足取りでルイージが歩み寄ってくる。


クッパ「さて、答えてもらうとするのだ。・・・・ノコノコ、お前達は何故我輩を裏切った?」
ノコノコ「・・・・・裏切った?どういう事だ。俺は・・・我々は最初からお前の仲間なんかじゃない」
クッパ「・・・それは、我輩の部下として戦ってきた振りをし、我輩達の隙を窺っていたと言う事か?」
ノコノコ「何が言いたい?我々はお前の部下になった覚えはない。部下に成りすました事もないはずだ」


硬い表情でクッパがノコノコに質問をするが、彼の受け答えに対してクッパの表情は少しずつ崩れてゆき、思わず首を傾げてしまう。
ノコノコの顔は真剣である。とても嘘をついているとは思えない。
念の為本当なのかどうか聞きただしてみる。「俺は嘘をつけないタチだ」と返してきた。
どこか納得できないような表情のまま、クッパが再び口を開く。


クッパ「質問を変えるのだ・・・何故、お前達は我輩達を襲った?」
ノコノコ「決まっている。あのお方のご命令だ」
ドンキー「・・・あのお方ってのは・・・白くて、巨大な手袋の事か?」
ノコノコ「ああ、そうだ」


割り込んできたドンキーの問いにノコノコが答える。
ノコノコの周りに集まっていた一行の誰もが硬い表情で互いの顔を見合わせた。
その時だった。


ノコノコ「総員、集合!!皆殺しだぁあああッッ!!!」
クッパ「!!!」
ポポ「っな!?」


突然、凄まじい叫び声を張り上げたノコノコの表情は先程の真剣なものとは一転、再び勝利を確信したものへと豹変していた。
一瞬遅れてその叫び声に反応した六人だったが、既に遅かった。


リーデッド「ヴォオオォオオオオオ」
擬似フォックス「・・・・・・ッ」
リーデッド「ヴァアアアアァア・・・」
擬似リンク「・・・・・・!」
ルイージ「ひっ、ぃぃ・・・・!?」


観客席の床や壁際、椅子の上などと、様々な所に横たわっていたリーデッド達が
呻き声を上げながら起き上がり、六人目掛け歩み寄ってきたかと思うと、
部屋の出入り口からピンク色に妖しく光る機械の群れが現れ、一行に襲い掛かってきた。
それぞれの機械がスマッシュブラザーズのメンバー達の骨格をそのまま現したかのような姿をしていて、
それぞれが取っている姿の持ち主であるメンバーに良く似た技や戦法を得意とする、
ワイヤーフレームの戦闘員達とはまた違うタイプの、『謎のザコ敵軍団』である。


司令塔ノコノコ「リーデッドは比較的打たれ強い者達だ・・・完全に再起不能にするには骨が折れるぞ。
        そしてっ、ついにあのお方が直々にお送りくださった援軍!
        擬似スマッシュブラザーズがお前達、元スマッシュブラザーズを叩きのめすだろうッ!!」
ドンキー「く・・・待てッ!!」


耳障りな笑い声を上げながら擬似メンバーとリーデッド達の群れの中へ消えていった司令官をドンキーが追いかけようとするが、
群れの中から次々と擬似メンバーとリーデッド達がドンキーに突っ込んできて、惜しくも司令官を取り逃がしてしまう。
自分の失敗に舌打ちしつつ、ドンキーは両腕を振り回しながら敵の群れに突進していった。


クッパ「ルイージは休んでおくのだ、誰か見ててやってくれ!」
ポポ「じゃあ、僕達がルイージ守ってるね」
ルイージ「い、いや別に大丈夫だよ・・・・」
ナナ「利き腕が折れてたら戦えないでしょ、だから遠慮しないで!」


クッパの指示に従い、アイスクライマーの二人がルイージを守るように、彼の前後に立つ。
それを確認すると、クッパは唸り声を上げ、前方から迫ってくる敵の軍団目掛けてクッパブレスを吐き出した。
焼けつく息に呑まれ、リーデッド達が悲痛な呻き声をあげながら崩れ落ちる。
擬似メンバー達は身体を灼熱に溶かされ、次々と倒れてゆく。
炎を吐き終え、燃え盛る敵の前線を睨むと、クッパは両手足、
そして頭を無数のトゲを生やした甲羅の中へとしまい込み、高速で回転し始める!


クッパ「スピニングシェル!!!」
リーデッド「グゴォァアアッ・・・ァアアアアァアッ」
擬似マリオ「───ッ!」


火炎の中へ甲羅が突っ込むと、次々と火種になっていたリーデッドや擬似メンバー達がなぎ倒され、吹き飛ばされてゆく。
その一方で、ピチューは素早く立ち回って相手をかく乱、敵同士の攻撃をぶつけるよう仕向けたりしていた。
同士打ちを誘われて擬似リンクと擬似サムスが互いに倒れた所に電撃を放ち、素早い標的に追いつけないリーデッドの後頭部を蹴飛ばして倒れこませる。
しかし、なかなか決定打が与えられない。こうそくいどうで飛び回るのを一瞬でも止めてしまえば、
素早い擬似メンバーに集中攻撃を叩き込まれて終わりだろう。高速移動中に相手を狙って着実に電撃でしとめていくのは無理がある。
かといってこのままでは、先にピチューの体力が持たなくなる。
──だったら、一か八か、さっきと同じ方法で・・・!


ピチュー「っロケットずつきー!!」
擬似ドンキー「!!!」


意を決したピチューは、大柄な擬似ドンキーに狙いを定め強烈な頭突きを繰り出した。
頭突きによって擬似ドンキーは派手に吹っ飛んでゆくものの、
即座にピチューは大量の擬似メンバーとリーデッドの群れに囲まれてしまう。
次の瞬間、ピチューを取り囲んでいた敵の群れが一斉に飛び掛る。
それと同時にピチューは自分の頭上に、室内で雷雲を呼び出すという、
あらゆる原理を無視した荒業をやってのける。いつもやっている事だが。
ピチュー目掛けてほとばしった稲妻がピチューに群がる敵の群れを感電させ、跳ね飛ばす。
先ほどピチューが敵軍に群がられた時と同じようなシーンが再現される。
だが、完璧にそのシーンを再現する事はできなかった。
至近距離で雷を喰らい、黒茶色の身体を真っ黒に焦がしても尚、
蠢いていた一体のリーデッドが背後からピチューに覆いかぶさるように倒れこんできた。


リーデッド「ヴっ、オ゛・・・ヴヴォオおオオオォォァアアああぁアアあァアアアアア!!!」
ピチュー「なッ───!?」


うつ伏せに押し倒されたピチューの耳元でリーデッドの叫び声が、彼の鼓膜を突き破らんとばかりに響き渡る。
・・・本来、リーデッド達の持つ特有の能力とは、
金縛りの効力を持つ叫び声で相手の自由を奪う事で、それはかなり厄介な能力である。
まさに今、その叫び声を耳元でまともに聞いてしまったピチューは身体中の神経をマヒさせられ、
手足や口はおろか、眼球までも動かす事を封じられてしまった。
異変に気がついたドンキーがピチューの元へ駆け寄ってくるが、
既にピチュー目掛け、擬似リンクが妖しく光る身体と同じ配色をした剣を振り下ろそうとしていた。


ナナ「てぇええええいぃぃっ!!」
擬似リンク「ッ!!?・・・ガ・・・ギギッ、ヴヴヴッ──」


ピチューの頭に剣が突き刺さる寸前に、突如として擬似リンクが乱れた機械音を鳴らしながら吹っ飛ばされた。
理由は明確だった。負傷者であるルイージを守っていたアイスクライマーの一人、
ナナがピチューの危険を察知して全力で武器であるハンマーを擬似リンク目掛けて投げつけたのだ。
未だにピチューに被さったままだったリーデッドが第二の叫び声を上げようと口を開くが、
同時に金縛りが解けたピチューが、勢い良く尾でリーデッドを叩き上げる。
すぐさまその場から駆け出し、転がっていたナナのハンマーの柄をくわえると、
ポポとナナの元まで撤退してくる。仲間の危機が去った事を確認したドンキーは再び戦闘に加わっていた。


ピチュー「ありがとう、ナナ・・・助かったよ」
ナナ「ふふふっ。どういたしまして♪」
ポポ「(ナナ・・・君は一体いつからそんな性格に変わってしまったんだ・・・・)」
ルイージ「(・・・今のポポの表情、ピーチ姫がスマッシュブラザーズに入った時の兄さんの表情と似てるな)」


ピチューからハンマーを受け取るナナを見て、ポポは少し切な気な気持ちになったが、
振り返ると、改めて迫り来る擬似メンバーとリーデッドの群れからルイージを守るべく、
手の平から吹雪を放って敵の群れを吹き飛ばした。
その様子を見て、密かな事を胸の内で考えつつも、ルイージが片腕を垂れ下げた状態のまま、
もう片腕を冷気の風に抗って歩み寄ってくる敵の群れに向ける。
直後、ルイージの手の平からほとばしった幾つもの緑色の炎の塊が一直線に擬似メンバー達へ、リーデッド達へと向かってゆき、
それらを喰らった者達が炎に包まれて火達磨と化し、床上をのた打ち回る。


ポポ「・・・ルイージっ!? だ、ダメだよあんまり動いちゃ!」
ルイージ「あんまり、だろ?こうやってファイアボールを撃ち続けるだけなら、大した動作は必要ないと思うけど」
ポポ「・・・分かったよ、無理だけはしないで・・・・ナナ、ピチュー!援護して!」
ナナ「了解っ、行くわよぉ!」
ピチュー「ちょっと陣形が崩れちゃったけど、クッパとドンキーがフォローしてくれるだろうから、大丈夫だよね、あっちは放っといてもッ!」


ポポの声に応えたナナとピチューが声と共に手の平から吹雪、ブリザードを放ち、
両頬から床を飛び跳ねて前進するでんげきを放電した。
ナナにならって再びポポも吹雪を吹き起こし、ナナの起こす吹雪を助け、その威力を大幅に増幅させる。
次々と床を伝って飛び跳ねてゆくいくつもの電撃が吹雪と共に擬似メンバーとリーデッドの群れを怯ませ、
ばら撒かれた緑色の火炎弾がそれらにとどめを刺してゆく。
四人の遠距離攻撃による畳み掛けは思った以上に効果を得、着実に敵の群れの数は減っていった。


クッパ「ガァアアアアアアアアアアア!!!」
ドンキー「ウオオオオオオオオオオオォ!!!」


クッパとドンキーは敵の群れと戦う内にお互いに近づいていたらしく、戦闘の途中で合流していた。
恐れを知らずに向かって来る敵の群れを一掃するべく、クッパはスピニングシェル、ドンキーはスピニングコングで
己の身体を高速回転させながら、突っ込んでくる擬似メンバーとリーデッドの群れの一角を削ぐようにして低空飛行で突進してゆく。


リーデッド「ォオオおオオヴヴヴゥウぉォオオオオおおぉオァアアぁ!!!」
リーデッド「ウァアアぁぁアァアアあアォォオオオオッ!!」
擬似マリオ「──ッ!!」
擬似ピカチュウ「・・・・!!」


表情のないはずのリーデッド達の顔には心なしか焦りが見える。
証拠として、自分自身を高速回転させている最中で、
風を切る音ばかり耳に響いている状態であろう二人に何度も金縛りの叫び声を浴びせかけていた。
叫び声は風の音に掻き消され、クッパとドンキーの耳に入る事はなく、
そのまま裏返った叫びを上げ続けるリーデッド達の頭部を削ぎ落とし、
拳を振るいながら跳躍して飛び掛ってきた擬似マリオと、
電撃を帯びた状態で体当たりを仕掛けてきた擬似ピカチュウ目掛けて突っ込んでいった。


司令塔ノコノコ「そんな・・・嘘だろ・・・・り、リーデッド達を加えてまで強化した、あのお方の直属の軍団が・・・・
        奴等に・・・奴等に、押されているなんて・・・・ありえない・・・ありえない事だ・・・・くそッ・・・!」


司令官を護る為に周りを囲む擬似メンバーとリーデッド達の数は、目に見えて減っていた。
流石に表情に焦りの色が再び見えてきた司令官は、
震える手で懐からレイガン──光線弾を発射するアイテムを取り出し、狙いをドンキーの脳天に定める。


司令塔ノコノコ「死ねぇっ!!」
ドンキー「何っ!?」


司令官が引き金を引いた瞬間、銃口から緑色のエネルギーの塊がドンキー目掛けて発射された。
高速回転を終えた後の生じた隙を狙われたドンキーは慌ててその場から離れようとした。
しかし、次の瞬間、


リーデッド「ヴぐォオオオぉオオオおぉオオオオォッッ!!!」
ドンキー「ッ!!!?」


ドンキーに床へ叩きつけられたリーデッド達の内の一体が咆哮した。
金縛りによって全身の神経の働きを止められたドンキーはその場で固まり、司令官の放つ銃撃を喰らってしまった。
不幸中の幸い、と言うべきか。動きを止められる一瞬前にドンキーは動き出していた為、
銃撃の狙いがずれて彼の右肩を貫く結果となっていた。どちらにせよ、彼の戦線離脱は確定だ。


クッパ「くっ、貴様ぁあ!」
司令塔ノコノコ「ぼ・・・防御しろっ、防ぎ切れ!」


床に膝をつくドンキーの脇から飛び出してきたのはクッパ。
びくりと震え上がった司令官が必死に叫ぶと、彼を取り囲んでいた擬似メンバー達とリーデッド達がクッパの前に立ち塞がる。
それでもお構い無しにクッパは鋭い爪を横一線に振るい、リーデッドの腐敗した肉を、擬似メンバー達の機械の皮膚を切り裂いた。
群れが一瞬怯みつつ、その中の一体のリーデッドが金縛りの叫び声を上げようとするも、
口を開いた瞬間に迫った灼熱の火炎に腐ったその身を焼かれてゆく。
叫ぼうとしたリーデッドだけではない。他のリーデッド達も身悶えしながら踊り狂う紅蓮の炎の中で次々と倒れてゆき、
擬似メンバー達は機械の身体を徐々に溶かされ、再起不能となってゆく。


司令塔ノコノコ「くそぉ、くそぉっ!くそぉおおお!!」


気が狂ったかのように叫び続ける司令官がレイガンの引き金が変形してしまいそうな程に何度も指を引く。
それに伴って撃ち出される幾つもの緑色のエネルギー弾が燃え盛る炎を突き破り、炎の先に居るクッパに襲い掛かる。
瞬間、クッパに命中したはずの幾つもの弾丸が、何か鋭い音と共にあらぬ方向へと飛散してゆき、司令官の表情が強張った。


クッパ「スピニングシェルッ!!!」
司令塔ノコノコ「───!!」


業火の中を突き破って突進してきたのは甲羅にこもっての高速回転をするクッパ。
これでレイガンによって撃ち出された弾丸全てを弾き飛ばしたのは考えるまでもない。
臆する司令官の指示を聞かずして、その両脇から飛び出した擬似ネスと擬似カービィがクッパに襲い掛かる。
しかし、バットを振るった擬似ネスは武器ごとはね飛ばされ、
跳び蹴りを入れようとした擬似カービィは回転する甲羅のトゲによって粉々に引き裂かれた。


司令塔ノコノコ「う、うぁ・・・ぁ、ああああ!くそ、ちくしょうッ!!
        死ね、死ね死ね死ねッ!!来るな、消えろ、死に晒せぇえっ!!」


叫びながら再びレイガンの引き金を引く。だが、撃ち出された弾丸はやはりクッパの甲羅にはね飛ばされてしまう。
何度も引き金を引くが結果は変わらず、クッパはどんどん司令官へと近づいてゆく。ついに弾切れを起こしたレイガンを投げ捨て、
恐れをなした司令官は背を向けてその場から逃げ出そうとした。その時クッパは、既に司令官の甲羅と接触をし始めた所だった。


司令塔ノコノコ「あッ、うあっ、ぐッ・・・ぁぁぁあぁあああぁああぁああぁぁあぁああッ!!!!」


決定打を喰らった司令官の断末魔が辺りに響き渡る。
甲羅を粉々に引き裂かれ、回転に巻き込まれた左腕が弾き飛ぶ。
血みどろになった司令官は、絶叫しながら床に激しく倒れこんだ。
横たわる司令官の下から血溜まりが広がっていく。
今のクッパの一撃で完全に絶命したのだろうか。広がった血溜まりを見れば確認する必要も無いだろう。
それとほぼ同時刻だっただろうか。ルイージ達が相手をしていた敵の群れが、全滅したのは。





続く



音楽提供:VGMusic





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