何だろう。この感覚。


  懐かしいような、そうでもないような。


  生きている・・・その実感に近い・・・


  でも、どうしてだろう?


  僕はもう死んだ。


  正確には、死んで、生き返されて・・・・・操られた。


  操られたというより、心の・・・・変化?


  そして、僕はまた死んだ。


  それなら普通、生き返されるはずも無い。


  なのに。


  ・・・また、あの感じだ。


  命が・・・吹き込ま・・・れる・・・・

 
  ・・・・ち、違う!


  何か・・・違う・・・・・


  おか・・・し いッ!


  あ・・・ぁぁぁああああ!!?








  十五話  剥き出しの敵意










ついに敵の軍団の総攻撃が始まった。敵軍は隊列を組んだまま、椅子と椅子の間を駆け抜け、一行目掛けて突進してくる。
一斉に轟いた無数の足音、叫び声、雄叫びの数々。
一行が臨戦態勢に入ったのとほぼ同時に、敵軍の前列の者達が一行に飛び掛ってきた。


パタパタ「だあああああぁ!!」
リーデッド「ヴオオオオオオォォ・・・・!」
クッパ「ッガアアアアアアアアアア!!!」


ノコノコの背負う甲羅に翼が生えたクッパ軍兵士、パタパタとスマッシュブラザーズメンバーの一員である、
ガノンドロフという男の配下、リーデッドと呼ばれる骨に腐敗した肉を貼り付けただけのような生ける屍がクッパに襲い掛かった。
しかし、それらはクッパの吐き出した灼熱の炎によって一気に全身を焼かれ、
その上で強力かつ重い一撃、クッパ裏拳を腹部に受けたリーデッドが粉々に砕け散る。
翼は焼け焦げ、全身に大火傷を負ったパタパタ・・・いや、翼が使えなくなった彼はもはやノコノコと同じだ。
そのノコノコの前に立ちはだかり、クッパは硬い表情のまま横たわるノコノコに問うた。


クッパ「お前は、我輩の部下の一人のはずだ。何故、我輩に襲い掛かってきた?」
ノコノコ「う・・・ぐ・・・・・・、何・・・の・・・・こと、・・・・だ・・・?」
クッパ「・・・・何だと?・・・おい、どういう事なのだ?!ちゃんと言え!」
ノコノコ「・・・・・・・・・・・・」
クッパ「くっ・・・」


不可思議な言葉を残して翼を失ったノコノコは息絶えた。
混乱するクッパを尻目に、ドンキーが勢い良く豪腕の両腕で迫り来る敵を、
障害となるいくつもの椅子と共に薙ぎ払いながら指令を下しているノコノコの元へ突き進もうとする。
その甲斐あってか敵軍の隊形はドンキーの居る場所からひび割れるかのように崩れ、
体制を崩した敵を的確にピチューが電撃で打ち倒す。


司令塔ノコノコ「陣形・C!取り囲め!」
ポポ「ッ!」


前方から頭突きを喰らわそうと飛び込んできたクリボーをハンマーで叩き落したポポと、脇に居たナナが敵の指令を聞き取った。
しかし聞き取った所でその陣形がどのようなものか分からなければ意味がない、のだが・・・・
たった今、敵の司令塔の言い放った「取り囲め」という言葉にはっとした二人が慌てて仲間達に注意を促すべく口を開こうとしたが。


戦闘員♂「っはぁ!!」
戦闘員♀「たあっ!!」
ポポ「うぐっ!?」
ナナ「わあっ!!」


いち早くそれに気づいたワイヤーフレームの戦闘員達が背後からポポとナナを殴り倒した。
そのまま二人に飛び掛った戦闘員達だが、とどめを刺すより一瞬早くアイスクライマーの掌から同時に放たれた吹雪に吹き飛ばされる。
しかし、それによってポポ達が仲間達に敵の陣形が変化する事を伝えるのが大幅に遅れてしまった。


クリボー「けけけッ、もう身動き取れないぜぇ!」
ルイージ「あわわわわ・・・!?」


一気に敵軍が崩れ始めていた陣形から新たな陣形に。
一行を中心に、大きな円を描くかのように──。つまり、六人は敵の軍勢に取り囲まれてしまったのだ。
その大きな円の中は六人の他に三つほど椅子が転がっているだけで、相手にとっても攻めやすい場所となっていた。


司令塔ノコノコ「逃げ場をつくるな、確実に潰せ!──潰せッ!!」
パタパタ「うおおおおおおっ!」
ホワイトベア「グォオオオオオ!!」
ドンキー「ちくしょうが・・・っ!」


空中から新たなパタパタが、前方からはサングラスをかけた、大きな白熊──ホワイトベアがドンキー目掛け襲い掛かってくる。
パタパタの突進を避け、即座にパタパタの首根っこを引っ掴むと、
ドンキーは思い切り目の前のホワイトベアへ目掛けてパタパタを投げつけた!
しかし、パタパタがホワイトベアの顔面にめり込むよりも一瞬早く、ホワイトベアの太い腕がそれを弾き飛ばしていた。
既に甲羅の中に身を潜めたパタパタが転がり落ちる。にやりと不敵な笑みを浮かべると、
ホワイトベアは右腕を振り回しながら突撃してきた。舌打ちしながらドンキーも迎え撃つ姿勢をとる。


ドンキー「ッオラアアアァアアアア!!!」
ホワイトベア「ウガァアアアアアッ!!!」


巨大な拳と拳が激しくぶつかり合う。お互いに相手の力と自分自身の力が相殺され、その場から弾き飛ばされた。
ホワイトベアが立ち上がるよりも先にドンキーが素早く体制を整えなおすと、
即座に目の前のホワイトベアへ飛び掛っていく。瞬間、ホワイトベアの断末魔が辺りに轟いた。


ルイージ「とりゃぁあああああッ!!」
トッピー「グギュルゥァアアッ!」


ホワイトベアの悲鳴が響く中、叫び声と共にルイージが氷の塊を滑らせながら
突進してきた青色のアザラシ、トッピーに地獄突きを喰らわせる。
強力なその一撃は氷の塊を突き破り、そのまま身長の関係から突きは相手の喉を突く事なく、顔面に突きをめり込ませる。
痛々しい悲鳴と共にトッピーが血をばら撒きながら転がってゆき、
敵の軍団との攻防でバラバラに散乱した椅子にぶつかり、そのままぐったりと息絶えた。


ノコノコ「死ねえええっ!」
トッピー「キュゥウウウイイッ!!」
戦闘員♀「はああああ!!」
オクタロック「グギュウッ!」
戦闘員♂「くッ、っはっはははははぁ!!」
戦闘員♂「おらあああああああああ!!!」


甲羅にこもった状態で勢い良くノコノコが滑りながら体当たりを仕掛けてくる。
その後ろから氷の塊を押しながら突進してくるトッピー、女性型戦闘員が攻撃の構えを取りながら迫り来る。
それらに対応しようとした一行だったが、背後からオクタロック──紫色のタコのような魔物の放った岩石によって体制を崩され、
まともに正面からノコノコ達の突撃を受けてしまい、更に畳み掛けるかのように、
男性型戦闘員が二体、それぞれ腕と足を突き出しながら突っ込んできた。


パタパタ「くたばりやがれッ!」
クリボー「ぶっ飛びな!」
ライクライク「グギュ・・・・ゥルルルルゥウ・・・・」
ピチュー「ぐ、ぁ・・・うわあああああっ!?」
クッパ「ぬぉおおおおおお!!!」


戦闘員達の連続攻撃を何とかクッパが防ぎきるも、クッパの脇を通り過ぎてピチューにパタパタが体当たりをかます。
先程攻撃を許してしまったノコノコと女性型戦闘員が素早く第二撃をアイスクライマーの二人に喰らわせ、
それに気を取られたルイージの後頭部にクリボーの頭突きが命中、
よろめいたルイージは足元に滑ってきたトッピーの氷の塊を踏みつけてしまい、あえなく転倒。
次々に飛来してくる岩石を叩き落すドンキーの背後から近づいてきていた、
泥のような体色をした筒の形を取った魔物、ライクライクがずるりとドンキーの巨体をまるで手品のように筒の中へと引きずり込んだ。


戦闘員♂「はははッ、そろそろ終わりにしてやるぜ!」
クッパ「ぐ・・・・ぬ・・・・ぉ、お・・・ガァアアアアアアアアアアッ!!!」
司令塔ノコノコ「ッ!!さ、下がれええっ!」
戦闘員♂「なっ・・・!?」


素早い弱攻撃を連続でクッパに浴びせかけ続けていた二体の男性型戦闘員が司令官の指示通りに後退する前に、
クッパは甲羅の中に身を隠し、凄まじい速度と勢いで無数のトゲを生やした甲羅ごと回転し始めたのだ。
・・・そう、クッパの必殺技の一つ、スピニングシェルである。
回転する甲羅はまるでミキサーのように目の前に居た戦闘員二体を細切れに切り裂き、そのまま回転しながら仲間達の元へ滑るように移動。
次々に一行に追い討ちをかけようとする敵達を回転に巻き込んで引き裂いてゆき、
ドンキーを飲み込んだライクライクの胴体をも切り裂いて、その胴体の裂け目から強引にドンキーが抜け出してきた。
ライクライクの体内から脱出するや否や、ドンキーが即座にライクライクをその豪腕で殴り飛ばし、
瀕死のライクライクは敵軍の群れの中へまで吹っ飛んでいった。


アイスクライマー「「えええええぇいっ!!」」
戦闘員♂「ぐああああぁっ!?」
ノコノコ「ひ、ぁああああッ!」
ピチュー「はああッ!!」
戦闘員♂「あがぁッ!!」


敵軍の連携から開放されたアイスクライマーの二人がそれぞれ前方へ手を突き出して吹雪・・・ブリザードを放つ。
強烈な吹雪を受けた敵の一部の動きが鈍った所で、その中の一体であった男性型戦闘員目掛け
ピチューが頭から突っ込んで行き、思い切り頭突きを喰らわせ横倒しにする。
すぐさま周りの軍団がピチューへ殺到するが、次の瞬間、ピチューの呼び寄せた、かみなりが天井付近から落ちてきて、
一気にピチューに纏わりついていた軍団が黒焦げにされて吹き飛んだ。


ドンキー「ナイスだ、ピチュー!」
ピチュー「ありがとう、ドンキー」
パタパタ「仲間なんざ褒めてる時間はねえぜえええぇぇッ!!!」
リーデッド「ヴォオオオオオォォオォオオオ」
戦闘員♀「やあああああぁぁッ!!」


襲い掛かってきたオクタロックを殴り飛ばし、ドンキーがピチューの傍らにやってきて称賛の言葉をかける。
内心少し嬉しくなったピチューだったが、次の瞬間轟いた魔者達の叫び声に我に返ると、
襲い掛かってくる敵達に向き直って電撃を両頬から解き放つ。
パタパタとリーデッドを電撃が貫き、残った女性型戦闘員の顔面を思い切りドンキーが殴り飛ばした。


ドンキー「くそっ、キリがねえな。どれくらい減らしたと思う?」
ポポ「・・・20ぐらいは超えてると思うけど、なんだかあいつ等強いよ。ただのザコ敵軍団じゃない──」
ピチュー「僕達六人で挑んでもここまで苦戦するなんて、100人組み手の比じゃないね。・・・でも、これぐらいなら・・・・勝てると思う」
ドンキー「当たり前だ、俺達は・・・・絶対に勝つんだ」
ナナ「また来たよっ・・・!」


後ろから歩み寄ってきたアイスクライマーと合流した二人だったが、再度開始された敵の攻撃の嵐に全員が表情を歪める。
ピチューは自分に掴みかかってきたリーデッドを電撃で撥ね退け、
ドンキーは両腕を振り回しながら高速回転する技、スピニングコングで迫り来た軍勢を次々に吹き飛ばしてゆく。
アイスクライマーの二人が同時にハンマーを振るうと、
一撃でノコノコは背後に控える軍団を超えて部屋の奥の壁まで吹き飛び、思い切り叩きつけられた。
回転したままドンキーが敵軍の中へ切り込んで行き、
体制を崩した軍団をピチューとアイスクライマーの放った電撃と吹雪が畳み掛けるように薙ぎ倒していった。
一瞬ドンキーの安否が気に掛かったが、攻撃を受けていない部分の敵の群れが勢い良く吹き飛び、
そこからドンキーが豪快に腕を振り回しながら飛び出て来たので、三人ともほっと胸を撫で下ろす。
だがそれもつかの間、必死の形相で相手の司令官が声を張り上げたのだ。


司令塔ノコノコ「くッ・・・総員後退!」
ルイージ「・・・?みんな逃げてったよ?」
クッパ「いや、ただ逃げたわけではない。恐らく奴等は・・・!」
司令塔ノコノコ「陣形・B!総員、突撃ぃーーーーッ!!!!」


クッパが言い終える前に司令官の叫び声が木霊する。
次の瞬間、木霊していった叫び声に続いてどれくらい居るのか分からない軍団から次々に雄叫びがあがる。
そしてついに耳が痛くなるほどの大声を張り上げながら大量の軍団ががむしゃらに一行目掛け突っ込んできた。


クリボー「くっはっはあぁーっ!」
戦闘員♂「おらぁああああッ!!」
パタパタ「ひゃはっはっはっは!」
ホワイトベア「グォオオオオオオ・・・ッ!!!」
ライクライク「ギ・・・ゥグルルル・・・・ゥヴ」
クッパ「クッ・・・行くぞ、みんな!」


捨て身で突撃してくる敵軍を迎え撃つべく一行も迫り来る相手へと突進していく。
クッパの口から吐き出された火炎に焼き焦がされ、体制を崩した所でドンキーが豪腕で一気に殴り飛ばす。
それでも尚向かって来る軍勢に少々怯みながらも、ピチューが両頬から電撃をほとばしらせ次々に打ち倒してゆく。


戦闘員♀「はあああッ!!」
リーデッド「ウヴヴウウウヴゥァアアア・・・・!」
オクタロック「グギギギッ・・・!」
ノコノコ「うおおおおおらああああッ!!」
トッピー「キュウウィイッ」
ルイージ「ッファイアジャンプパンチ=I!」


襲い掛かってきた魔物達の前列ををルイージの渾身の一撃、ファイヤジャンプパンチで一気に天井へと打ち上げる。
それを逃れた者が一行との距離を狭めてくるが、ポポとナナがブリザードによる迎撃でそれらを吹き飛ばした。


司令塔ノコノコ「いけ、殺せ!奴等を確実に潰すのだ!」
クリボー「了解だぜーっ!!」
戦闘員♀「潰す・・・潰す・・・・潰す・・・・・!」


司令官の言葉に従い、次々と魔物達が一行に突っ込んでいった。
死の物狂いで抵抗する六人の前に、飛び込んでいった者達の数も次々に消えてゆく。
ある者は吹き飛ばされ、ある者は床や壁、天井に叩きつけられ、ある者は炎に、電撃に灼かれ息絶えてゆく。
敵の軍勢から絶えず上がっていた雄叫びも、一行が敵を倒すのに伴って徐々に聞こえなくなってきていた。


司令塔ノコノコ「・・・・・く・・・・・そぉッ、何故だ・・・・!
         何故一人も殺せない!?あんなに沢山の軍団で攻め続けていたというのにッ!!?
         どうして、我々が押されている・・・!?ざ、残存勢力は・・・」
ドンキー「数えてみたが、五本指全部使うまでもないぞ」
司令塔ノコノコ「・・・・・・ッ!?」


我に返った司令官が顔を上げると、既に元スマッシュブラザーズ達に包囲されていた。
残る勢力は、彼を含め四体。戦えば、負けるのは目に見えている。
──ならば。


司令塔ノコノコ「・・・陣形・D!!我々の・・・我々の、最終決戦だ!!」
ホワイトベア「グオオオオオオオッ!!」
戦闘員♂「うおおおおお!!」
ホワイトベア「グゥルルルル・・・!!」


司令官の声に反応したのは、彼の周りに居た二匹のホワイトベアと、一体の男性型戦闘員。
一匹のホワイトベアが唸りを上げると、司令官の事を片手で掴み上げ、
その司令官を掴んだままの太い腕を勢い良く振り回し始める。
そして次の瞬間、凄まじい速度で司令官のこもる甲羅がドンキーの腹部に命中。
予想だにしなかった展開と威力に、成すすべなくドンキーはその場に崩れ落ちた。
転がり落ちた司令官は再度甲羅の中にこもり、迅速にホワイトベア達の居る場所へと回転しながら滑って行く。


クッパ「ドンキー、大丈夫か?!」
ドンキー「グッ・・・・う・・・ああ、何とかな・・・・
     だが、っ・・・なんて・・・威力・・・・だ・・・ッ」
司令塔ノコノコ「畳み掛けろぉぉ!一気に勝負を決めるぞ、絶対に殺せッ!!」
ホワイトベア「オオオオォオオオオォォォ!!!」


司令官の指示に従いホワイトベアが雄叫びを上げながら、手近に転がっていた椅子を持ち上げる。
大体の見当はついていた。ホワイトベアはその持ち上げた椅子を全力で一行目掛けて投げつけて来た。
即座にクッパが飛来した椅子を腕で弾き飛ばす。しかし、それだけで終わりではなかった。
新たに前方から、豪速でオクタロックの死骸が飛んで来たのだ。反応の遅れたクッパは顔面にそれを喰らい、倒れこんでしまった。


司令塔ノコノコ「教えてやろう、我々で言う陣形・Dとは、少人数となった場合に全員が一箇所に集まり、
        それぞれの持てる力、全てを解放して一丸となり敵にぶつかってゆくものだ」
戦闘員♂「そうだ、例えば・・・・こんな風になァ!!」
ホワイトベア「グォオオァアアアアアアッ!!!」
ホワイトベア「グギャォオォーーーゥウウッ!!!」
ルイージ「く、来る!!」


司令官が甲羅の中にこもった状態で突進してくる。
それに続いてくる男性型戦闘員の右手には司令官とは別のノコノコの甲羅。
雄叫びを上げる二体のホワイトベアの片方が腕を振り回しながら突っ込んできて、
もう片方のホワイトベアはただひたすらに辺りに散乱する死骸や椅子を投げつけるべく自身の周りへとかき集めている。


ポポ「吹き飛べぇぇっ!!」
ナナ「ブリザード!!」
司令塔ノコノコ「そんな攻撃・・・」
戦闘員♂「よけるまでもねえなッ!」
アイスクライマー「「なっ!!?」」


迫り来る相手にアイスクライマーの二人が猛吹雪、ブリザードを放つものの、
司令官の後方に居た男性型戦闘員が走りながら投げつけて来た緑の甲羅が吹雪を突き抜けポポに直撃。
後ろに居たナナにポポが倒れかかり、結果的にポポとナナ二人同時に倒れてしまい攻撃を中断してしまう。
慌てて起き上がろうとしたポポに司令官の体当たりが命中、続いてナナも男性型戦闘員に思い切り跳び蹴りを喰らわせられた。


ルイージ「くッ・・・そおおおおおぉぉぉ!!!」
ホワイトベア「ガアアアアアアアアアアッ!!!」


怒りに身を任せルイージがホワイトベアの元へと飛び込んでゆく。
相手の懐に潜り込んだ瞬間、ルイージはその右腕に炎を宿し、ホワイトベアの顎を打ち砕く勢いで飛び上がった。
それとほとんど同時に、ホワイトベアの太い両腕が硬い拳をつくり、凄まじい速度でルイージ目掛け振り落とす!


ルイージ「ファイアジャンプパンチ!!!」
ホワイトベア「グゥウウウオオオオォオオオオオオォォオオオッ!!!!」


両者の叫び声が木霊した瞬間、辺りに凄まじい衝撃音が響き渡った。
ルイージの全身全霊を込めた一撃とぶつかりあったホワイトベアの両腕は無残にも粉々に打ち砕かれ、
断末魔と共に辺り一面に真っ赤な肉片と鮮血が雨のように降り注ぐ。
そして、ルイージはというと、だらりと右腕を垂らしてその場に座り込んでいた。
直後、右腕をまともに骨折してしまったルイージの顔面に椅子がモロに直撃し、ルイージは力なく倒れこんでしまう。
ピチューが椅子の飛んできた方向を見据えると、もう片方のホワイトベアが立ちはだかっていた。
更にホワイトベアの傍らに、司令官と男性型戦闘員が姿を現す。


司令塔ノコノコ「・・・・・我々の勝ちだ、スマッシュブラザーズ」


司令官の底冷えした眼差しが、嘲るような笑みを浮かべながら、ただ呆然と立ち尽くすピチューを睨んだ。




続く




音楽提供:VGMusic
 








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